クラッチとは

クラッチはMT(マニュアル・トランスミッション)車において特有の装置です。当然のことながら、オートバイにはレバーが取り付けられていて、左手で操作します。車の場合は中央のブレーキペダルの左側に配置されていて、左足で操作します。これはエンジンの回転を車輪側に伝達するのをコントロールする装置です。この装置を巧みに操作することによってMT車を滑らかに運転することができるのです。マニュアル車を発進させるまでの手順を説明してみましょう。まず、エンジンを掛けますが、その際にはペダルを踏んで車輪との接続を切断してからエンジンを掛けます。エンジンが掛かったら変速レバーをLの位置にシフトし、アクセルを若干踏み込みます。アクセルを徐々に踏み込みながらエンジンの回転数を上げつつ、ペダルを緩めると、エンジンの回転力が徐々に車輪側に伝わりはじめます。この感覚を左足で敏感に感じ取りながら、さらにアクセルを踏み込み、左足のペダルを離していくのです。1速ではすぐにエンジンの回転が上がりきってしまいますので、2速にシフトアップします。その時は左足のペダルを一気に踏み込んで、エンジンの力の伝達を遮断し、アクセルを完全に離し、シフトレバーを素早く2の位置にシフトします。そして再びさきほどのようにエンジン側と車輪側をつないでいくのです。言葉で説明すと、とても複雑ですが、慣れてしまえば簡単な操作です。

ブレーキとは

自動車を利用するときは何気なくブレーキをつかっていますが、この構造について知っている人はあまりません。
この仕組では油圧をつかっていて、ペダルを押すと車内部にある油圧が変化してタイヤに圧力をかけます。
油は圧力をかけても伸縮しない性質があるので、対象に圧力をかけると非常に強い力を発揮します。
そのためジャッキなどにも使われますが、車を止める時はこの油を使ったタイプが多いです。
ただ大きな車の場合は足の力では圧力をかけづらいので別の力を使います。
大型の車で使われるものは基本的には油圧を使ったものと同じですけど、油を押すために圧縮空気を使います。
トラックなどの車に乗った時に慣れていない人はすぐに急停止をしてしまいます。
それは大型車に使われるシステムが普通の車と違うからで、大きな車では圧縮空気の調節で車を止めています。
つまり足の力で油圧を発生させるのではなく、油圧を発生させる圧縮空気の弁を操作しているわけです。
そのため普通の乗用車のように操作をすると、大量の圧縮空気が流れ込み急停止をしてしまいます。
車を止めるシステムは多く、それぞれ車の性質によって違いがあるので運転を学ぶ時は性質を知る必要があります。

アクセルとは

お車の免許をお持ちの方であれば、お車を走行させて行きたい場所まで走らせるのでしょう。また、信号で赤になれば停車させて交通ルールなどを順守することは当然のことなのです。中でも、お車を運転することというのは、自分の命と搭乗者の命、そして他の運転手や歩行者の命まで預かっているということなのです。
そこで、お車を運転する際には必ず停車、発進、走行といった事が必要となるのでしょう。
それでは、停車、発進、走行といった事を安全・円滑に行う為にはどうしたら良いのでしょうか?それは、アクセルワーク・ブレーキワークというのがとても重要なこととなってくるのです。
例えば、停車、発進、走行する際に急ブレーキや急発進、スピードの出しすぎなどを極端に行っていればどうなるのでしょうか?そうなのです。お車を運転しているのは、自分だけではないという事なのです。急ブレーキや急発進、スピードの出しすぎなどを極端に行っていれば、後続車や前方の車に迷惑がかかりますし、交通事故の原因となってしまうからなのです。
ですから、お車を運転する上で最も大切な事は、適切なスピードで走行し適切な発進と適切なブレーキがとても大事と言えるのでしょう。そうする事で、交通事故を未然に防ぐ事が可能となるわけなのです。

吊り下げ式とオルガン式とは

車のペダル類には、設計別に吊り下げ式とオルガン式があります。前者は読んで字の如くですが、後者はオルガンのペダルのようにフロアからはえている形式です。ペダル類にはアクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダルがありますが、いずれも主流は吊り下げです。これはアクセルにせよ、ブレーキにせよ、すべて上側で設計、ワイヤーなどのレイアウトができるのでコスト面で有利ということもあります。対してオルガンは、ワイヤーを下から這わせるためコストがかかります。操作の基本に忠実であるならば、足底全体で踏むオルガンの方が安定していてコントロールもしやすいような印象を受けますが、吊り下げに慣らされ、つま先で踏むのが普通になってしまった大多数の人にとっては、吊り下げの方が操作が軽く微調整もしやすいようようです。アクセルペダルに限っていえば、現在国産車にはオルガンタイプはほとんどなく、レースカーに多い形式です。どちらが操作しやすいなど一概には言えず、要は慣れの問題です。吊り下げが主流の昨今、マツダなどはオルガンタイプの操作性の優位さをアピールしています。いわく、かかとがずれにくく、ペダルがコントロールしやすいということです。

フットペダルの仕組みと特徴

フットペダルとは、運転席の足元にあり、アクセルやブレーキなどを操作するペダルのことを指します。
基本的にマニュアル車の場合、アクセル、ブレーキ、クラッチの3種類、オートマチック車の場合は、アクセルとブレーキの2種類から成り立っています。
しかし、昨今では、オートマチック車の中にはサイドブレーキが足踏み式となっているものも多くなっており、この場合、足元には3種類のペダルが装着されているといえます。
一般的に緊急時に踏み間違えが起きないようにブレーキペダルはアクセルペダルよりも大きくなっています。
ペダルには、下部が床から浮いている吊り下げ式と下部が床についているオルガン式の二種類があります。
吊り下げ式は、多くの乗用車に採用されている形式で、ペダルを踏んだ時の反発が少なく、誰にでも容易に走行、停止が行えるような仕組みになっています。
オルガン式は、踵を床につけて運転できるため、長距離運転や悪路を走行しても疲労感が少ないのが特徴で、大型車に多く採用されている形式です。
じっくりと踏み込んでいくことでスムーズな走行や停止が行えるようになっていますが、吊り下げ式に比べると踏んだ時の反発が大きいため、人によってはペダルが重たいと感じることもあります。

インパネ式とは

どんどんと使いやすく、乗りやすく進化していく自家用車。内装も例外ではなく、いかに乗り心地が良く、運転しやすいかという点で変化を続けています。
特に、車を動かす際はシフトチェンジが必須ですが、シフトレバーの位置もどんどん変わってきています。昔は運転席の左下方に突き出すように設置されていましたが、ベンチシートの普及に伴いハンドル左側に設置するコラムシフトという方式が増えました。そして、現在主流となりつつあるのがインパネ式です。
エアコンやオーディオが設置される正面パネルにシフトレバーを組み込んだ形で、従来のシフトレバーのように場所もとりません。また、コラムシフトよりも操作がしやすくなっています。シフトの表示も無理なく視界に入るため、シフトミスも減ることでしょう。
ただし、一部デメリットもあります。パネル自体にレバーが組み込まれているので外すにはコツがいります。昔はオーディオやエアコンなど、パネルを外して清掃や交換が出来たものですが、インパネの場合は構造が複雑になっているので専門業者に頼まないと難しいでしょう。
しかし、操作という点では今までのどのシフトよりもしやすいと言えます。車の購入を考えている方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

フロア式とは

自動車におけるシフトレバーの配置にはいくつか種類がありますが、その中で最もよく目にするタイプが、シフトレバーが床面から直立している「フロア式」と呼ばれるタイプです。
このタイプでは、シフトレバーは基本的に助手席と運転席の間に配置されており、右ハンドル車では左手で、左ハンドル車でも右手で操作します。しかし、競技用の自動車などでは、右ハンドル車であっても運転席の右側にシフトレバーが配置されていることがあります。
フロアシフトのシフトパターンは、マニュアル車ではアルファベットの「H」の形に配置されているものが大半であり、前後左右にレバーを動かしてシフトチェンジの操作を行います。一方、オートマチック車では直線上に並ぶように配置されているものが多く、グリップの部分にあるボタンを押してロックを解除しながら前後にレバーを動かして操作する形になっています。中には、グリップの部分にボタンが無い代わりに、シフトレバーを引き起こしてポジションをかえていくタイプのものもあります。
床面にシフトレバーを配置したフロアシフトは、他の場所に配置される方式と比較すると操作性に優れています。しかし、操作に慣れるまでの間は、シフトチェンジ時にレバーの方に一瞬視線を向けてしまいがちになるのが欠点です。

コラム式とは

シフトレバー形式は配置によって区分されます。最も広く普及しているのが、センターコンソール前部に配置されるフロアシフトです。フロアシフトは、センターコンソールと一体化した、乗用車に用いられるレバーが短いタイプもあれば、バスやトラック等に見られるような、文字通り床からはえた、レバーが長いタイプもあります。シフトレバーの配置は、操縦性への配慮もさることながら、他の機械部との配置関係の都合上から決められていることも多いです。その典型がシトロエントラクシオン・アバンや2CVに採用されているインパネシフトです。インパネシフトは、文字通りインパネに載せられたような形で配置されていますが、シトロエンの2車に関しては、エンジン、トランスミッションの配置上の都合からインパネシフトとなっています。もうひとつは、コラム式シフトです。これはステアリングの脇にウインカーレバーのように配置された形式で、タクシーなどでは主流となっています。タクシーで何故主流になっているのかと言えば、タクシーの車両においては、インパネやセンターコンソールが無線機や料金メーター、レシートの機械などで占領され、コラムシフトとする以外方法がないからです。1990年代のRVブーム以降、日本においては特にミニバンやSUVにコラムシフトを採用する例がいくつかありますが、その最大の理由は左右ウォークスルーを可能にするためです。

ギヤチェンジをするシフトレバーの特徴

マニュアル・トランスミッション車の楽しみの一つはギヤチェンジ(変速)にあると言えるでしょう。この変速をいかにスムーズに行うかが腕の見せ所の一つでもあります。このギヤチェンジを行う上で重要なパーツがシフトレバーです。FFの乗用車の場合はフロアから長く突き出たレバーを操作することになりますが、FRあるいはミッドシップ車の場合は、室内を貫くセンターコンソールから飛び出た短めのレバーを操作することになります。特にスポーツ性能を謳ったモデルの場合、変速時のレバーのタッチ(シフト・フィールと言います)までもが丁寧に研究されていて、手首の返しひとつで非常に素早く変速が行われるように設計されているものもあります。その際はスパッスパッと小気味良くシフトアップあるいはシフトダウンしていくことの快感を味わうことができるでしょう。また、最近ではAT車でもマニュアル車のような変速をすることができるモデルが登場しています。その場合にはまるでF1マシンのようにハンドルの裏側にレバーが配置されていてそれらを押したり引いたりすることで変速できるようになっています。こうしたレバーは一般に「パドル・シフト」と呼ばれ、素早い変速が可能であると言われています。